朴大統領「5000年の歴史は人文学的な文化の力」

朴大統領「5000年の歴史は人文学的な文化の力」

朴大統領が人文・文化界の関係者と昼食会

 朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は7日、人文・文化界の関係者13人を大統領府(青瓦台)に招いて昼食を共にし、現政権が目指す「文化隆盛」の方向性や人文学の活性化などについて意見を聴取した。朴大統領はその席で「小さな国が数々の侵略を受けながらも粘り強く5000年の歴史を築けたのは、人文学的な文化の力によるもの。根本的な私たちの魂を形作っている歴史について『誰が正しい、間違っている』という風に分裂し始めれば、どんな努力をしても国民統合は実現できない」と指摘した。

 柳宗鎬(ユ・ジョンホ)延世大学碩座(せきざ)教授(寄付金によって研究活動を行えるよう大学の指定を受けた教授)=78=は「国際通貨基金(IMF)の救済金融を受けて以降、人文学のステータスが低下した。韓国社会では近ごろ言葉による暴力などが横行し、社会の質が大きく低下したと感じざるを得ない」と語った。李時炯(イ・シヒョン)韓国自然医学総合研究院長(79)も「保育園で(子どもたちを)たたいている様子がテレビで報じられ、母親たちが心配している。私たちはこの間、非常に気性が荒くなった。『大人、子どもの区別なく正しい文化を定着させよう』というのをセマウル運動(地域開発運動)の新たな形態として発展させていくべきでは」と指摘した。

 小説家の朴範信(パク・ポムシン)氏(67)は「社会的な葛藤を解消できるのは歴史と文化だけ。最高レベルの文化芸術を身近な場所で感じることができれば、国民の気性が荒くなるようなことはない」との考えを示した。

 また、ソン・スンチョル江原道大史学科教授(61)は「朝鮮王朝時代の500年間、朝鮮通信使が日本を往来し、戦争の時期を除けば非常に平和だった。通信使は必ず音楽を演奏する楽工や文化・歴史・哲学の大家を伴っており、日本人の好戦的で偏狭な部分を音楽や人文学で純化し、変化をもたらした」と述べた。

 梨花女子大デジタルメディア学部の教授を務める小説家のイ・インファ氏(47)は「工科大学で人文融合課題に取り組んできたが、成果評価の基準そのものが技術開発に合わせられており、人文融合が拡大する余地がほとんどない。毎年12兆ウォン(約1兆400億円)を投じている(政府の)研究開発(R&D)事業を需要者中心にシフトし、生活の質をどれだけ高めたかを評価する基準を整えるべきだ」と指摘した。

金真明(キム・ジンミョン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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