韓国が越えられない日本文化の壁 反日的「国語醇化」の限界

【新・悪韓論】韓国が越えられない日本文化の壁 反日的「国語醇化」の限界
2013.10.24

 時として韓国で吹き荒れる社会運動の1つに「国語醇化(=純化)」がある。日本にも「正しい日本語を使おう」という運動がある。

 しかし、韓国の「国語醇化」運動は、日本の「正しい日本語」運動とは異質だ。

 前者は、韓国で日常使われている言葉(すなわち韓国語)の中に溶け込んでしまっている倭語(日本語)や中国語を、本来の韓国語に言い換えようという、「反日」的で強圧的な民族主義運動なのだ。

 なるほど、韓国語の中には日本語がたくさん取り入れられている。和製英語まで入り込んでいる。たとえば野球の「ナイター」。これを、韓国語ではないが、正しい英語表現である「ナイト・ゲーム」に変えさせたことは醇化運動の成果であるらしい。

 日中韓で共通した漢字表記だった「出口」(韓国語の発音はチュルグ)をハングル表記で「ナガヌンゴッ」(直訳すると『出ていく所』になる)とさせたことは、最も目立つ成果だ。

 ところが、醇化運動には、どうにも越えられない壁がある。

 日本人が創作した概念語だ。

 科学、経済、主義、資本、共産、社会、哲学…。みんな江戸時代末期から明治初頭にかけて、福沢諭吉ら日本人が考え出した漢字熟語であり、これらの言葉は中国でも韓国でも、そのまま取り入れられている。

 さらに、公害、衛生、系列といった比較的新しい概念語。目的、視点、立場、自動車、自転車といった一般名詞まで。

 もちろん、漢字を捨てた国民だから、これらの漢字語をハングルで示しているわけだが、本を正せば日本人の創作語だ。

 しかし、いまさら独自の新造熟語を考えだしたところで、一般国民が倭語とは思いもよらぬほど定着している言葉に代わることはできまい。

 「ナガヌンゴッ」(出口)のように、本来の韓国語で示そうと思ったら、とてつもなく長い説明言葉になってしまうだろう。学校の理科の時間に「火成岩」を「火が燃えてできた岩」と言い換えて教えた時期もあったが、結局は元に戻ってしまった。

 一国の言葉が、他国の言語の中に入っていくのは、文化力によるのだろう。日本語の日常会話の中に(和製)英語が多々あるのも、もちろん同じ理由だ。

 だから、日本語の中に入り込んでいる韓国語だってある。

 食品の名前は別にして、「チョンガー」(漢字表記は総角、未婚の男子の俗称)は、その代表だ。「チャリンコ」も元は日本語の自転車で、その韓国語「チャジョンゴ」がなまって逆輸入された言葉とされる。それに「ヤク」(暴力団用語で麻薬のこと)…あれ、他に思いつかないな。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「日韓がタブーにする半島の歴史」(新潮新書)、「悪韓論」(同)などがある。

zakzak

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